記憶など、
限りなく不確かで。
名を呼ぶ声も、
目を引く姿も、
触れた肌の熱さえも、
今は、もう、
その存在すら、
幻であったかのような。
ただ、脳に灼きつく、
残像にも似た、
追憶の彼方に。
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『己の配布するお題の使いにくさを体感しよう』を合言葉に、
2004年12月29日に、本家サイトにアップしたもの。
こういうあからさまなラブシーンをサイトにアップするのは初めてで、
ごっさはずかしかったです。
せめてもの照れ隠しにと口元描きませんでしたが、
何か、余計に恥ずかしい気が。
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006 : その声も、その姿も、その想いも、何一つ残さずに。
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