001 : 街中、大きな通り、溢れる人の向こうに貴方を見つけた。 002 : 繋いだ手、絡めた指を解く事が出来なくて。 003 : 見返りは求めず、報われる事も願わずに 004 : いつの間にか、振り向くと君が居るのが当たり前になっている。 005 : ずっと一緒だと言って、とても鮮やかに笑った。 006 : 何気ない仕草が、言葉が、心地よく胸に響く 007 : 逢えない日々の焦りさえ、大切な感情 008 : 世界の果てまで探しても、君はもう何処にも居ない。 009 : その声も、その姿も、その想いも、何一つ残さずに。 010 : 『女は恋をすると美しくなる』って言うけれど 011 : 穏やかに眠る貴方の夢で、微笑むのが私なら良い。 012 : ただ、無性に逢いたくなって、気が付いたら此処に居た。 013 : 常しえに、長しえに、二人の時間が続くよう。 014 : 瞬きの時間、この広い世界に、二人きり。 015 : 目が覚めても居ないなら、夢でなんて逢いたく無い。 016 : 過ぎ去り往く、後姿の貴方に捧ぐ。 017 : きっと僕達は、二人、こうして出逢う為に生まれてきた。 018 : たとえ、たった一瞬だったとしても、確かに愛されていたのなら、 それだけで私が生きた意味になる。 019 : 例えば、片手で荷物を持って、残った片手を君と繋いでみたりとか。 020 : それは、もう、戻れない日々の、まるで奇跡のような人だった。 021 : 求められない事を、ただ恐れ、理由をつけて恋をする。 022 : 貴方を想って歌うこの声が、風に乗って届くだろうか。 023 : 一度捕まってしまったら、もう何処にも逃げ場は無い 024 : 君が傍に居てくれたなら、他には何も要らない。此れも真実。 025 : 伝えたい事は山の様にあるのに、言葉にするとどれも違って聞こえてしまう。 026 : 沢山の言葉と、溢れるくらいの大好きを、君に伝えたかったよ。 027 : 呼ぶ声の幻に、焦がれておかしくなりそうだ。 028 : ただ、共に有る事、それすらも叶わないと言うのなら。 029 : 目を、決して開かずに、最期の一瞬まで私を想って。 030 : 手に入れたいものが、決して手に入らないことを知りながら。 それでも、なお、渇望している。 |