001 : 街中、大きな通り、溢れる人の向こうに貴方を見つけた。 002 : いつの間にか、振り向くと君が居るのが当たり前になっている。 003 : 世界の果てまで探しても、君はもう何処にも居ない。 004 : 穏やかに眠る貴方の夢で、微笑むのが私なら良い。 005 : 困ったように少し微笑って、それでも君は、手を差し出してくれる。 006 : 過ぎ去り往く、後姿の貴方に捧ぐ。 007 : 例えば、片手で荷物を持って、残った片手を君と繋いでみたりとか。 008 : 貴方を想って歌うこの声が、風に乗って届くだろうか。 009 : 君が傍に居てくれたなら、他には何も要らない。此れも真実。 010 : 沢山の言葉と、溢れるくらいの大好きを、君に伝えたかったよ。 011 : 僕だけの取って置きの場所を、君に教えてあげよう。 |