長い言葉で10のお題・その7

とんでもなく久々のお題更新でした。

01 : 君が傍に居てくれたなら、他には何も要らない。此れも真実。
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 何故、それだけが、真実だとは言わないの。

 此れ
 、がポイントですか。
02 : 伝えたい事は山の様にあるのに、言葉にするとどれも違って聞こえてしまう。
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 そんな、ありきたりな言葉より、不可思議で複雑怪奇なこの想い。
03 : 零れ落ちてしまった水は、どうやっても戻ることはないのだと。
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 思い知って、嘆き悲しめ。

 ちょうど、家族が、『覆水盆に返らず』(一度してしまったことは取り返しがつかないこと、みたいな意味)の話をしていたので。
04 : 沢山の言葉と、溢れるくらいの大好きを、君に伝えたかったよ。
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 あいたかったよ。
 だきしめて、
 わらいあって、
 たくさんのことばと、あふれるくらいのだいすきを、
 きみにつたえたかったよ。
05 : 呼ぶ声の幻に、焦がれておかしくなりそうだ。
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 呼ぶ声の幻に、焦がれておかしくなりそうで。
 どうすれば、この手に捕らえられるかばかりが思考を埋める。
06 : ただ、共に有る事、それすらも叶わないと言うのなら。
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 あとはもう、何を望めば良いと言うの。
07 : 僕だけの取って置きの場所を、君に教えてあげよう。
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 他の誰にも、内緒だよ。
08 : 一人になっても泣けないのなら、誰かと一緒に居る方がいい。
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 だから、どうか、傍に居させてくれないか。

 何かコレ、似たような言葉をどこかで見たことがあるような……無いような……
 (そんなら載せるな、て?)
09 : 目を、決して開かずに、最期の一瞬まで私を想って。
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 そして、願って。
 私の終わりを。
10 : 手に入れたいものが、決して手に入らないことを知りながら。それでも、なお、渇望している。
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 思い知らされる度、痛む心を抱えたままで。



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